6月 2, 2017 ディスカウント・ストア 流通業 0

ウォルマートは、オンライン注文された商品配達に社員を起用する「アソシエート・デリバリー」の実験を始めると発表した。電子コマースに注力しているウォルマートは、2日間の無料配達、グローサリー・ピックアップ、ピックアップ・ディスカウントなど様々なサービスを顧客の時間や予算を節約するために導入しているが、今回アソシエートと呼ばれる社員を使う商品配達の実験も始める。これは国内4700ヶ所の店舗に働く社員を利用して、オンライン注文の配達を行うという試みである。配達費の節減だけではなく、最寄りの店舗から配達されることで素早い配達も可能となる。既に同社のトラックは、オンライン注文のフルフィルメント・センターから、店舗ピックアップ用の商品を店舗に配送しており、そのトラックを利用して社員が配達する商品も配送される。配達は社員に義務つけられず、希望する社員だけが行う。それぞれの社員は自分の通勤経路に近い配達地域や配達個数を選び、自分の車を使って配達を行うことで余分の収入も得られる。アメリカの人口の90%はウォルマートの店舗から10マイル以内に住んでいるため、この配達プログラムが有効となる。当初ニュージャージー州の2店舗とノースウェスト・アーカンソーの1店舗でテストが始められる。同社専用のアプリを使ったナビ・システムは、配達だけではなく、帰宅時間の短縮も可能となる利便さも与えてくれる。

店舗網を生かした新しい試みである。ジェット・コムの買収は次々と革新を生み出すようである。