3月 13, 2009 スーパーマーケット ディスカウント・ストア ドラッグ・ストア 流通業 3

ウォルマートの財務担当副社長、チャールス・ホーリー氏が。3月12日にアメリカ銀行の証券部門の会議で講演した。財務報告詳細以外で主な部分を梗概してみた。「流通業界全体が景気後退で苦戦しているなかで、低価格の強さを発揮して、コアの顧客及びトレード・ダウンしている顧客ともに成長している。テクノロジーを駆使した在庫額の圧縮、利益の確保などで、2008年から競合他社との堀(格差)を広げてきている。日本の西友に関しては、慎重だが楽観的である。客数、既存店売上が上がってきており、競合他社に比べて売価の安さが顧客に浸透し始めている。EDLPを昨年からペット用品、ベビー用品で取り入れ、満足な結果が出ているため、今年は、100のカテゴリーに導入し始めている。まだ仕入メーカーからのEDLCが確立してはいないが、かなり進展している。アメリカ国内のロールバック価格は、昨年に比べて40%増やされており、他社との価格差をお値打ちとして顧客に提供している。PBでは、食品のグレート・バリューのパッケージを換え、品揃えも増やして強化しているが、あくまでナショナル・ブランドが主体である。ウィン、プレイ、ショウ(Win, play, show)のカテゴリー戦略で売場の最適化を考えている。例えば家電売場はウィン戦略に基づいた在庫、売場造りで、売上とシェアを獲得している。この戦略は、在庫のカテゴリーを重要性や将来性で4つのマトリックスに分け、それぞれの在庫および販売戦略を立てる為のものである。また、レジのブルペンを取り外して、顧客との垣根を取り払った結果、顧客サービスを上げる事ができたのもフレンドリーな店舗戦略の一例である。現在使われている「セーブマネー・リブ・ベター」のスローガンは、消費者の81%が宣伝を認識しており、ウォルマートの低価格イメージを浸透させるのに役立っている。現在穀物などの価格が下がって来ているが、メーカーの価格にはまだ反映されていない。一部の乳製品の価格は下がっており、売価にも反映されているが、他はまだである。我々は、ベンダーとの強い協力関係をもっており、値上げの時も協力して貰っており、値下げに関しても協力関係を維持しながら交渉していく。」かなり自信に溢れた内容である。
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イギリスのファイナンシャル・タイムズによると、ウォルマートは、ヒスパニックの顧客を対象にしたスーパーマーケット、「スーパーメルカド」を今年の夏にアリゾナ州、フィニックスとテキサス州、ヒューストンで開店するそうである。この実験店は、元ネイバーフッド・マーケットだった39,000平方フィートの店舗を改装して開店される。ヒスパニックの人達が好むレイアウト、品揃えを用意し、サインや社員もバイリンガルで対応する。店舗内には、ペーストリーとコーヒーを出すカフェ、フルサービスの精肉、鮮魚などの売場も造られる予定である。同じようなコンセプトで、マス・クラブもテキサス州、ヒューストンに今年開店予定である。
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 リトル・クリニックは、オハイオ州、シンシナティー地域の3カ所クローガーの店内に、今月新しいクリニックを開店すると発表した。同社は2003年創業で、テネシー州、ブレンドウッドに本拠を持ち、アリゾナ(5)、コロラド(4)、フロリダ(37)、ジョージア(10)、インディアナ(3)、ケンタッキー(10)、オハイオ(11)、テネシー(12)、ミシガン(3)の諸州に95カ所のクリニックを運営している。