5月 20, 2009 スーパーマーケット 流通業 3

ロイターによると、フレッシュ&イージーは、商品のお値打ちに焦点をあて、在庫アイテムも、現在の3,500に1,000アイテム追加すると発表している。同社はこの変更をEvolutionと呼んでおり、意気込みを感じさせる。テスコ社広報のジョナサン・チャーチ氏によると、これはフレッシュ&イージーの店舗コンセプトを変えるのではなく、微調整だと述べている。1年半前にアメリカに進出したテスコは、当初、調理済み食品と生鮮食品を、大型のスーパーマーケットの店舗が少ない地域で、便利な小型店にて提供するというコンセプトだった。しかし競争の激しい西海岸では、このコンセプトが難しく、折からの景気後退も逆風となった。新しく加えられる商品には、キッシュ、ピタ・チップ、グルメ・ハンバーガー・バン、PBであるマザーズ・ジョイ・シリアル、NBのグエレロ・トルティアなどが含まれる。先月アメリカ部門の2.2億ドルのぼる損失を発表した同社は、予定していた北カリフォルニアなどの店舗開店を遅らしている。果たしてこの追加アイテムが、新規顧客開拓又は客単価向上に貢献するのか、それともシンプルでスッキリ(し過ぎた?)した店舗が煩雑になるだけなのか、動向を見守りたい。 
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ロサンゼルス・タイムズによると、失業率が高く景気後退の影響をより多く受けている南カリフォルニアの、222カ所のアルバートソンズで、数千の商品売価を下げるそうである。景気後退後、価格訴求の強くなった消費者は、グロサリーの買い物を、スーパーマーケットから他の販売チャンネルであるスーパーセンターやディスカウント・ストアに広げている。このトレンドに対抗するため、ボンズやラルフスは、ロヤリティー・プログラムなどを利用した値下げ、EDLPのステーター・ブラザースは売価のさらなる値下げなどで対抗している。これらの動きに対して、アルバートソンズも遅まきながら値下げに踏み切ったわけである。最近のFMIの調査では、顧客がグロサリーの買い物するときに店舗選ぶ理由では、価格が一番となっている。また、食品の買い物に選ばれる主要店舗として、スーパーマーケットを選んだ人達は56%で、これは昨年度の調査結果である60%から下がってきており、倉庫型店舗やディスカウンターを選んだ人達は39%と昨年の34%から増加している。こういった環境下で、価格イメージの向上を目的に、アルバートソンズは、“ザ・ビッグ・リリーフ・プライス・カット:(消費者にとって)とても助かる値下げ”と名付けられた値下げを発表したのである。値下げは、多くのカテゴリーに渡って数千の商品で行われる。例えばベスト・フーズのマヨネーズは$4.99から$3.99へ、ラグー・パスタ・ソースは$3.69かr$1.88へ、ホームライフ・バス・ティッシュ$8.99から$5.99へと値下げされ、商品は食品から洗剤まで多岐にわたる。このニュースを読んで、南カリフォルニアのアルバートソンズの前身を思い出した。最近また復活している店名で、ラッキーという南カリフォルニアのスーパーマーケット・チェーンが現在のアルバートソンズの店舗の多くを占めており、そのラッキーが以前(多分80年代初め)、よくバスケット価格比較を店舗の入り口でやっていた。外部の調査会社に委託し、100ドルほどのグロサリーをラルフス、ボンズ、セーフウェーなどで購入して、その総額のレシートと商品を買い物カートにいれて陳列し価格比較していたのである。毎週行われていたキャンペーンで、勿論、ラッキーが一番安かったのだが、一度だけ2番目だった事もあったのを憶えている。南カリフォルニアのアルバートソンズはその原点に戻ったと云う事かもしれない。