ラジオ・シャックは企業売却か、株式を買上非上場化するとの観測が出ている。もし売却されれば30億ドルほどの資産価値と観られ、ここ最近同社の株式は10%ほど値上がりしている。ニューヨーク・ポスト紙は、ベスト・バイとの合併の可能性も報じているなど、噂が飛び交っている。ロイター
先日のスーパーバリュー社の売却の噂など、このところ、企業買収などに使われる投機的社債への投資が加熱してきており、株価に影響している。金融不安がひとまず落ち着いており、高止まり気味の株式から、ハイ・リターンの投資先を求めて資金が動いているようにみえる。今年後半増えると観られる商業不動産のバブル崩壊などによる二番底を予測する人達もいるが、年金積み立てなどの投資資金は常に投資先を探している状態である。日本の様に国民が低利な国債を買い支えてくれる訳でなく、アメリカは常にハイ・リターンな投資先が必要なのである。
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労働統計局は、アメリカ各地の2月の季節調整済みの失業率を発表した。前月と比べてほぼ横這いか多少上がっている。27州で失業率が増加、7州とコロンビア特別区で失業率が低下、16州は前月と変わらなかった。過去1年間では、46州とコロンビア特別区で失業率が増加し、4州で下がった。アメリカ全体では、2月の失業率が1月と変わらず9.7%だったが、1年前の8.2%からは上がっている。ミシガンが一番高く14.1%で、ネバダが13.2%、ロード・アイランドが12.7%、サウス・カロライナとカリフォルニアが12.5%、フロリダが12.2%、コロンビア特別区が11.9%、イリノイとミシシッピーが11.4%、ノース・カロライナが11.2%、アラバマが11.1%、オハイオとケンタッキーが10.9%、テネシーが10.7%、ジョージアが10.5%で二桁台で全米平均の10%以上である。逆に低かったのはノース・ダコタの4.1%、ネブラスカとサウス・ダコタの4.8%が5%以下だった。