4月 21, 2010 スーパーセンター ドラッグ・ストア フードサービス ホーム・ファーニッシング 流通業 1

明日22日は今年で40周年を迎えるアース・デイだが、小売業各社もそれに因んだ色々な企画をたてている。エコ・バッグやリサイクル回収などを始めた企業が多いが、特に目立ったところをいつくか紹介してみたい。

ニューヨーク地域にドラッグ・ストアを展開する、ウォルグリーンズ傘下のデュエイン・リードは、グリーン商品を在庫を増やしている。同社のPBである、Apt5とDR・ディリッシュのブランド名で、家庭雑貨や食品で用意されて、環境に留意するニューヨーカーに提供する。商品の一部は次の通り。マーケットワイア

家庭雑貨:

  • Apt. 5 Goes Green 75 percent tree-less paper and facial tissue (made from sugar cane!)
  • Eco-Spiral Compact Fluorescent Light Bulbs (ENERGY STAR qualified and use 75 percent less energy than incandescent bulbs)
  • Apt. 5 Goes Green Stainless Steel water bottles (trendy and a cool find)
  • EcoStore laundry liquid and Method laundry detergent
  • Dapple Baby-Safe Toy & Surface cleaner

食品:

  • DR Delish Organic Salsa (hot, medium and mild in time for Cinco de Mayo)
  • HAPPYBABY Organic baby foods (greens puffs and oatmeal)
  • DR Delish gluten-free ginger snaps
  • DR Delish granola & nut urban trail mix
  • DR Delish organic lollipops (made with real organic fruit and with no preservatives)

パーソナル・ケア:

  • Organyc feminine hygiene products (exclusive to Duane Reade)
  • DR Rich Skin Creme (natural aloe vera, vitamin E and cocoa butter)
  • EcoStore baby shampoo and baby moisturizer
  • Prevail glycerin soaps

スウェーデンに本拠を持つ、家具チェーン大手のイケアは、アリゾナ州、テンピの店舗に太陽電池の設備を備えると発表した。店舗の屋根に設置される4万6千平方フィートの大きさのパネルは、5月には稼動予定で、年間約100万キロワットの発電能力を持っており、712トンの温室効果ガスを減らし、86世帯の使用電力に相当する。この施設は、アメリカの店舗では、ペンシルバニア州のピッツバーグ、ニューヨーク市のブルックリン区に続く3番目となる。同社は現在、世界37カ国でアメリカの37箇所を含んで300箇所以上の店舗を展開している。ビジネス・ワイア

ミシガン州、グランド・ラピッドに本拠を持つスーパーセンター・チェーンのマイヤーは、国内で初めて、排気ガスがほとんど出ない、ダイムラー・トラック製のEPA2010トラックを導入したと発表した。75台購入されたトラックは、フレイトライナー・カスケーディアと呼ばれるトラックで、DD13のディーゼル・エンジンを装備し、廃棄ガスをほとんど出さない。このトラック使用によって、他の有害排気ガスの減少に加えて、温室効果ガスだけでも9,300トン、スモッグの原因である窒素酸化物も525トン減らす効果がある。また、燃料の使用も5%削減される。PBニュースワイア
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最近好業績を発表した、家庭雑貨のチェーンであるウィリアムス・ソノマの売却の噂で同社の株価が上がっている。株価だけでもここ数日で8%ほど上がっており、同社のコールオプション(将来に決められた額で株式を買い取る権利)は、通常の11倍ほどが売買されている。しかし適当な買い手がいないだろうと、噂に懐疑的アナリストもいる。
ロイター

最近企業買収の動きが盛んだが、ウィリアムス・ソノマとポッタリー・バーンは、ファンも多くなかなか魅力的なチェーンである。現金が豊富なベッド、バス&ビヨンドなどは興味を持つと思われるが、ただの噂かもしれない。
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ロースト・チキンのチェーンであるククルーとグルメ・ハンバーガー・チェーンのファッドラッカーズの親会社である、マジック・ブランズLLCが倒産申請を行い、資産のほとんどをタビストック・グループに4千万ドルで売却すると発表した。テキサス州、オースチンに本社を持つ同社は、直営の24箇所のファッドラッカー・レストランを4月末で閉鎖する。他にも135箇所のフランチャイズ店を含む200箇所ほどのレストランの営業は続けられ、同社のククルー・レストランは、カリフォルニアに13箇所の運営も続けられる。この申請が認められれば、既に閉店され必要のない店舗リース契約や負債を整理し、新しい設備投資などで業績を上げていくとCEOのピーター・ラージ氏は述べている。景気後退によって経営が困難になったカジュアル・レストラン・チェーンは多く、同社もその一つだったようである。ロイター