DVDレンタル契約に関して提訴中だったレッドボックスは、20世紀フォックスとユニバーサル・スタジオの両社と合意に達した。今後レッドボックスは、新しく販売される両社の映画のDVDのレンタルを、発売から28日間控える事になる。映画会社は、レッドボックスに対して、卸しの料金でDVDを供給することになる。DVD販売は、映画会社の重要な収入源となっており、この合意によって、レンタルによる新規販売への影響がすくなくなる。一方レッドボックスは、これまで小売店などで仕入れていたDVDを、映画会社から安定供給を受けることになる。この合意で、大手映画会社は、発売後すぐにレンタルを認めているパラマウント・ピクチャー、ウォルト・ディズニー、ソニーの3社と、28日間猶予期間を持つ20世紀フォックス、ユニバーサル・スタジオ、ワーナー・ブラザースの2陣営に分かれることになる。倒産が心配されるブロックバスターは、今月初めに、同社のカナダの資産を担保に、DVDの供給継続の合意を、20世紀フォックス、ソニー、ワーナー・ブラザースなどから得ており、新規発売のDVDの同日レンタルの権利も確保している。同社は資金繰りの圧迫によって、仕入れるDVDを買取から、利益分配に換える契約もすすめている。WSJ
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国勢調査局の発表によると、3月の一戸建ての新築住宅の売上は、季節調整済みで、推定年率41万1,000戸になった。これは2月の32万4,000戸から26.9%の増加で、1年前の3月から23.8%増加したことになる。中間価格は21万4千ドルで、平均価格は25万8,600ドルだった。2月の販売数は1963年以来最低で、住宅市場もやっと底を打ったのか、それとも政府の補助の駆け込み需要なのか4月の統計である程度はっきりするだろう。