4月 29, 2010 ショッピング・センター スーパーセンター スーパーマーケット リミテッド・アソートメント・ストア 会員制倉庫型店 流通業 0

ザ・グローブやアメリカナ・アト・ブランドのオーナーであるリック・カルーソ氏が、テキサス州に本拠をもつTPGキャピタルと合弁で、7億5千万ドルほどの不動産投資を行う。現在商業施設の評価が下がっており、それらの施設を購入し、改装して収益性を上げる計画である。投資地域として、人口の多い、ロサンゼルス、北カリフォルニア、シアトル、サンディエゴ、オレンジ群などの西海岸が候補にあがっている。アメリカナ・アト・ブランドの隣にある、グレンデール・ギャレリアのショッピング・センターと事務所ビルも買収の可能性があると、カルーソ氏は述べている。同モールは、現在倒産申請中のジェネラル・グロース・プロパティーズ(GGP)所有で、同社の広報は売却の予定はないと否定している。グレンデール・ニュースプレス

もし、この買収が成功すると相乗効果は高いと思われる。アメリカナの開店には随分抵抗したGGPだったが、実際開店してみると、アメリカナから流れる顧客が非常に多く、ギャレリアの集客を助けている状態である。アメリカナの娯楽施設やアメニティーを利用して楽しみ、実際の買い物は、ギャレリアのターゲットなどで済ませ、飲食はフード・コートで取るという様な消費者が多いのである。勿論、景気回復がすすめば、すこしは状況が変わると思われるが、カルーソ氏にしてみれば、ギャレリアを買収してしまうのが手っ取り早いのだろう。GGPもそう簡単に手放すとは思えないが、倒産申請中の同社にしてみれば、価格さえ合えば売却するだろう。
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環境保護を目的とする世界規模の民間団体であるグリーンピースが、維持可能な海洋資源に関しての、スーパーマーケットのランキングを発表している。トップはターゲットで、ウェグマンズ、ホール・フーズ、セーフウェイ、アホールド、ハリス・ティーター、A&P,デルヘイズ、ウォルマート、トレダー・ジョーズが続いて上位10社を占め合格。悪い方では、HEBが20位で、マイヤー、ウィン・デキシー、パブリックス、ジャイアント・イーグル、スーパーバリュー、コスコ、クローガー、アルディ、プライス・チョッパーが下位10社で不合格となっている。詳しくは同団体のリポートを参照。
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バークレイズキャピタルの開いた投資家のコンフェレンスで、サムズ・クラブのCEOであるブライアン・コーネル氏が業績の報告をした。SAPのシステム導入が進んでおり、オペレーションや商品在庫などに関しての生産性が上がっている。メンバーとのコミュニケーションを密にして、マーチャンダイジングやオペレーションに反映させている。売場の改革であるプロジェクト・ポートフォリオは、14箇所のクラブで実験されており、さらに49箇所の店舗に導入中で、顧客の評判も業績も良い結果がでている。食品のデフレは収まってきており、今年はインフレ気味で推移しており楽観している。重役陣を社内外から補強しており今後も改革を進め、今後の成長を目指すなどが語られている。