4月 30, 2010 ドラッグ・ストア 流通業 経済 0

PBM最大手メディコは第1四半期の業績を発表した。売上は10%増加して、163.1億ドル、利益も10%増加して3億2,050万ドル、処方箋数は2億3,920万枚だった。増収増益の要因は、ブランド調剤の売上増加と、ジェネリック調剤の増加による利益増加だった。加えて競争相手であるCVS・ケアマークの顧客だったクライスラー社の退職者の調剤保険やコベントリー・ヘルス・ケアの健康保険と労災保険を今年から扱うことになった影響も大きい。また、新規顧客のメール・オーダーによる調剤購入が増加しており、これも利益増加に寄与している。WSJ

一方、業界第2位のエクスプレス・スクリプツも、売上が倍増して111.4億ドル、利益も21.4%増加して2億6,020万ドルとなっている。昨年46.8億ドルで買収したウェルポイント社のPBMであるネクストRXの統合はすすんでおり、既に同システムの会員の15%はエクスプレス・スクリプツのシステムに加入している。統合が全て済むと、10億ドル以上の利益増加が見込まれている。同社もジェネリック調剤利用増加によって利益を増加させており、扱い調剤全体に対するジェネリック調剤の比率は、昨年度の67.7%から70.2%へと増加している。ロイター
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経済分析局の発表によると、アメリカの2010年第1四半期の国内総生産(GDP)は、推定値で前四半期より年率換算で3.2%増加した。これは第4四半期のGDPの+5.6%に続く増加である。増加要因は、個人消費、民間の在庫投資、輸出、住宅以外の耐久消費財投資で、政府の支出減少、住宅支出、輸入の増加がGDP増加を緩和した。これで3期続いてのGDP増加となるが、政府の景気対策の影響もかなりあると思われ、今後の推移に注目したい。