1月 30, 2011 ディスカウント・ストア 流通業 0

都会地域での開店をすすめているウォルマートは、市条例で大型店の開店を事実上禁止していたサンディエゴでも12カ所ほどの新開店を模索している。その為のサイトも立ち上げ、開店を求める地域の住民42,054人の署名を集めて市議会に提出している。失業率が10.1%のサンディエゴ市で、約1,100人の社員と300人の建設に関連する職を提供すると訴えており、地域の住民の支持を得ている。この署名提出を受け、サンディエゴの市議会は新規開店にあたって経済的影響の分析を義務づける条例を破棄すると予測されている。この条例が破棄されれば、第一の障害は除かれるが、次に市当局に建設の許可を得なければならず、簡単ではない。現在サンディエゴ市にはサンディエゴ群にある18カ所のウォルマートのうち4カ所が開店されているが、サンディエゴの南部にはスーパーマーケットが少なく開店を求める声が多い。例えば、富裕地域であるラホヤの近くのユニバーシティー・シティーには、ラルフス、ボンズ、ホール・フーズ・マーケット、トレーダー・ジョーズと4カ所の食品店があるが、黒人とヒスパニックの多いチョヤス・ビュー、リンカーン・パーク、バレンシア・パーク地域では、18万の住民に対してラルフスとフード4レスの2カ所の食品店しかない。先日発表された健康的で求めやすい食品提供など、政治的にもますます影響力を行使しているウォルマートである。サンディエゴ・ユニオントリビューン