百貨店のJCペニーは、マーサ・ステュアート・リビング・オムニメディア社に3,850万ドルのイクイティー投資(16.6%)を行い、役員2人の派遣と同社の商品の販売を行うと発表された。今後10年で2億ドル以上の取引が契約されており、商品はJCペニー内に造られる特別な専用売場で、2013年2月頃から販売される。既に同社が持っているセフォーラ、MNG・バイ・マンゴ、コール・イット・スプリング・バイ・アルド・グループなどの専売ラインに加えられる。ただ、ひとつの問題は、マーサ・ステュアートの商品は、既にメイシー百貨店で、2007年から販売され始め、同社の販売権は2012年の終わりまで続いており、更新される可能性もある。また、マーサ・ステュアートのホーム商品は、メイシーのベスト・ブランドになっているのである。リネンなどを含むホーム商品は、以前はJCペニーにとって得意な分野だったが、2010年には売上の18%を占めるにとどまり、他の部門に遅れている。マーサ・ステュアートの商品は、この部門の改善だけでなく、競合他社との差別化になると期待されている。新CEOであるロン・ジョンソン氏のペニー再生戦略は次々と行われているようである。WSJ
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フレッシュ&イージーの親会社である英国のテスコは11月26日で終わった2011/2012年度第3四半期の業績を発表した。グループの売上は7.2%増加、ガソリンを除くと5.4%の増加だった。本拠である英国連邦のガソリンと付加価値税(VAT)を除く既存店売上は第2四半期の−0.9%に続いて0.9%の減少だった。これは予測の−0.7%より悪くなっている。同社は地域2,700カ所の店舗で、9月には1,000アイテム、11月23日は3、000アイテムの生活必需品に拡大した、ビッグ・プライス・ドロップと呼ばれる値下げキャンペーンを行っており、その結果が売上に表れ始めていると述べている。他の地域の既存店売上は、アジアで+0.8%、ヨーロッパでは+0.9%、アメリカでは、総売上で+29.2%、既存店売上で+11.9%となっており、第2四半期の+12.4%に続き好調である。客数と客単価の両方で増加しており、特に新店の業績が良いとレポートされている。品揃えの拡大、ベーカリーやコーヒーバーの導入は取りあえず成功しているようである。
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