3月 11, 2012 デパートメント・ストア 流通業 0

店舗でのモバイル利用で、最高のランク付けされた百貨店チャーンのノードストロムは、店舗での購入に対して、購入者の自宅などへの無料配達を始める。6ヶ月ほど前には、同社のオンライン販売の標準配達料を無料にしており、最近では、当日配達サービスを10ドルの固定料金で提供する実験も行っている。オンライン・リーテイラーの台頭以降、オンライン販売での無料配達は競争上で有効な武器となっており、提供する小売業は増えているが、その経費が利益を圧迫しているとも述べている。ノードストロムは、過去には店舗で25ドル以上の購入、在庫切れの商品、200ドル以上のオンライン購入、又は季節販促で無料配達を提供してきた。同社の電子コマース担当社長のジェイミー・ノードストロム氏は、「配達料がオンラインの購入決断の障害になっていました。その障害を出来るだけ取り除こうとしているのです。実際、無料配達の導入で、ウェブサイトへの訪問者は増え、販売量も増加しており、経済的にも十分見合うのです」と述べている。ノードストロムは、在庫管理を複数の販売チャンネルで統合しており、オンライン注文のフルフィルメントの効率が高い事も有利に作用している。メイシーなど競合他社も、在庫の統合は課題となっている。ブルームバーグ

実店舗を持つチェーンが、オンライン・リーテイラーと効果的な競争をする為には、ノードストロムの様な商品在庫の統合システムは前提条件となるだろう。そして、やはり売価の影響は大きいため、プライベート・ブランドなどによる商品の差別化が必要となる。それでもブランド商品などでは、どうしても同じ商品の販売は避けられない為、利益を犠牲にした売価設定も避けられない。いかに価格競争に見舞われないユニークな商品を在庫ミックス出来るかが、競争優位性となると思われる。ノードストロムはそんなスイートスポットを最初に見つける小売業になるかもしれない。