5月 9, 2017 アパレル スペシャリティー・ストア ディスカウント・ストア ドラッグ・ストア ヘルス&ビューティー 会員制倉庫型店 流通業 0

毎月の売上を発表している小売チェーンの4月の売上が発表された。調査会社リーテイル・メトリックスは、前年度対比の既存店売上が、2月の0.1%増加、3月の0.2%増加より著しい改善となる1.3%の増加を予測していた。

ヤング・アパレルのバックルは既存店売上が13.2%減少し、予測の6.6%減少を下回った。総売上も12.3%減少し6,520万ドルだった。ズーミーズは既存店売上が6%減少、総売上も1.1%減少して5,120万ドルとなった。

ディスカウント・ストアと薬局のフレッズは既存店売上が0.3%増加、総売上も1%増加して1億6,340万ドルだった。

アパレル・チェーンのギャップは既存店売上が7%減少し、予測の1.1%増加を大きく下回り、総売上も7.4%減少して11.2億ドルだった。ブランド別では、ギャップが4%、バナナ・リパブリックが7%、オールド・ネービーが10%それぞれ減少した。

L.ブランズは、既存店売上が予測の48%増加を下回り1%の増加となった。総売上は2%増加し7億3,750万ドルだった。ブランド別ではビクトリアズ・シークレットが1%減少、バス&ボディー・ウォークスが5%増加となるが、直販を除く店舗販売だけではビクトリアズ・シークレットが1%減少、バス&ボディー・ウォークスが4%増加で全体では横ばいとなる。同社は今年に入ってリストラを始めている。

会員制倉庫型チェーン大手のコスコは、既存店売上が国内で2%増加、カナダでは3%減少、全体では横ばいとなった。ガソリン販売と為替の影響を除くと、国内で2%増加、カナダで7%増加、その他の国際店で1%の増加となり、全体では3%の増加で、予測の1.1%増加を上回った。総売上は3%増加の89.8億ドルとだった。24/7ウォールストリート

筆者がまとめた7社の既存店売上の加重平均は1.6%の増加となるが、単純平均だと3.1%の減少となる。既存店売上が増加したチェーンは3社、減少したチェーンは4社だった。気候の影響などもあるだろうが、全体的に小売チェーンの店舗売上が減少しているようである。