スーパーマーケット・チェーン大手のアルバートソンズは、ドラッグ・ストア・チェーンのライト・エイドと合併合意したと発表した。合併は株式と一部現金で行なわれ、合併後はライト・エイドの現株主が3割弱、アルバートソンズの現株主が約7割の統合会社の株式を保有することになる。現在投資家が保有する私企業であるアルバートソンズは、合併終了後株式をニューヨーク証券取引所に上場する予定。合併によるコスト・シナジーは3億7500万ドルのコスト節減、36億ドルの追加売上機会を予測している。2018年の暫定総売上は830億ドルと推定され、店舗数は38州とワシントンDCで約4900ヶ所、調剤カウンターは4350ヵ所、簡易クリニックは320ヶ所のチェーンとなる。アルバートソンズの薬局網はライト・エイドに吸収され運営される。全米に展開される薬局のネットワーク、ファーマシー・ベネフィット・マネージメント、ソーシングとサプライ・チェーン、統合されるロヤルティ・プログラムのビッグ・データを利用したターゲット・マーケティングなどをさらに活用して、いつでも、何処でも、どの様な方法でも顧客に奉仕する。合併は2018年後半早い時期に終了すると予測されている。
スーパーマーケット業界およびドラッグ・ストア業界の統合がさらに進む様である。
3件のフィードバック
ウォルグリーンとの関係はどうなるのでしょうか?
ライト・エイドはウォルグリーンズと仕入れ契約がありますので、それは継続されると思います。アルバートソンズとの競合関係は、ウォルグリーンズにとってCVSやアマゾンと比較してそれほど脅威ではないでしょう。ただ、小売業界の中で将来的にどう統合が進むかは未知数です。
解説ありがとうございます。