6月 23, 2019 スーパーマーケット 流通業 0

バーゲン・マーケットの別名を持つ、ディスカウントのグローサリー・アウトレットの株式が上場された。同社はサンフランシスコ郊外エメリービルに本社を持つチェーンで、現在320ヵ所ほどの店舗を、フランチャイズでカリフォルニア、オレゴン、ワシントン、アイダホ、ネバダ、ペンシルバニアの諸州で展開している。株式上場で得た3億5000万ドルほどは、債務の支払いに充てると報じられている。同社のフランチャイズ・モデルはユニークで、店舗の商品在庫はレジで販売されるまでフランチャイザーの所有となり、販売された時点で粗利をフランチャイジーと折半する仕組みとなる。品揃えはそれぞれの店舗のオーナーが75%の決定権を持っており、本部が仕入れた商品の中から選び、残りはチェーン全体で共通の商品が在庫される。それぞれの売価は市場価格より40%から70%安いと宣伝されている。グローサリーには販売期限が近い商品も多く含まれているが、多くは仕様変更などで製造中止となった商品を破格の値段で仕入れている。経営陣は、現在展開している地域で数百、長期的には全米で4800ヵ所ほどの店舗展開が出来る述べており、今後アルディやリドルの競争相手となる可能性を秘めている。フォーブス