6月 24, 2019 ディスカウント・ストア 流通業 0

ウォルマート全米1000ヵ所ほどの店舗で、カメラとAI(人工頭脳)を使って盗難を防いでいると報じられている。「ミスト・スキャン・ディテクション」と呼ばれるシステムは、レジでのスキャンが正確に行われているかどうかをカメラの画像をAiが分析して確認する。このシステムは、アイルランドのエバーシーン(Everseen)を含む数社が提供している。セルフ・チェクアウト・レーンの上に設置されたカメラで、購入商品が正確にスキャンされたがどうかを判断し、間違いがあった場合は、社員に連絡され、スキャンの間違いや盗難を防ぐ。

全米小売業協会(NRF)によると、アメリカの小売業界では、2017年で売上の1.33%がシュリンケージと推定されており、額に直すと470億ドルとなる。ウォルマートの売上では、同率のシュリンケージとすると40億ドル以上の経費と推定され、同社広報担当のレミア・ジェンキンスは、「シュリンケージを減らし、店舗内や駐車場での犯罪を防ぐために、過去3年500億ドル以上の投資を行っています。」と述べている。ビジネス・インサイダー