小売業界でも、店舗や配送センターで社員のコロナ・ウィルス(COVID-19)感染のニュースが流れ、店舗閉鎖をしているところもあり、自社の対応状況を、特別なウェブサイトやブログなどによって広報をしている企業が増えている。アマゾンもその一社で、通常の広報サイトではなく、ブログ・サイトで連日情報公開を行っている。通常は様々な出来事を公表しているが、今日のニュースはCOVID-19ブログと名付けられ、アマゾンが行っている対策を紹介している。
最初に、働く社員を「ヒーローズ」と呼び、彼らの努力を称賛し、会社として社員、顧客、地域に対する取り組みを説明している。クラウドであるアマゾン・ウェブ・サービスによる病院、ヘルスケア・プロバイダー、政府各機関などに対するサービス強化、アマゾン・フレッシュによるオンライン・グローサリーによる地域貢献、シアトル地域での隔離施設確保など慈善事業を初め数多くのイニシアチブを紹介している。また、フルフィルメント・センターでの社員の安全を考慮した社会的距離あけや清掃などでも詳細な案内を徹底している。
アマゾンに対して、一部の地域で商品配達のドライバーに消毒のワイプを1日一枚しか配らなかったとかネガティブなニュースも出ているが、アマゾンのサイズを考慮すれば出来るだけの努力はしているのだろう。それだけ規模が拡大したという事かも知れない。