4月 22, 2020 アパレル 流通業 0

今年2月20日に発表された、シカモア・パートナーズによるビクトリアズ・シークレットの売却合意が白紙に戻されそうだとロイターが報じている。同紙によると、合意内容が満たされていないとの理由で買収を止める旨、書類を法廷宛に提出したそうである。この報道の後、ビクトリアズ・シークレットの親会社であるL.ブランズの株価は20%ほど下がっている。2月の合意では、シカモアによってビクトリアズ・シークレットの株式55%が11億ドルで買収される予定だった。

ビクトリアズ・シークレットは、COVID-19の影響で、現在全店舗を閉めておりほとんどの社員を一時帰休にしている。合意取り消しはこの閉鎖を理由としているが、L. ブランズはこの訴えは契約違反にあたると、法廷で争うと表明している。

COVID-19は小売業界の多大な影響を与えており、特に食品などの生活必需品を扱っていない企業は閉店を余儀なくされている。既にここ数年で多くの閉店が予想されている業界で、その状況がさらに悪化すると思われる。投資銀行のUBSは、2025年までに10万ヵ所が閉鎖されるとの予測を述べており、まさに小売のアルマゲドンが現実となってきた様である。