4月 30, 2020 オンライン・リーテイラー 流通業 0

アマゾンは、3月31日で終わった2020年度第1四半期の総収入が、前年度比26%増加して755億ドル(為替の影響を除くと27%増加)、営業利益は23%減少して40億ドル、純利益は29%減少して25億ドル、1株あたりの利益は29%減少して$5.01だったと発表した。同社CEOのジェフ・ベイゾスは、オンライン販売からAWSまでCOVID-19の影響を大きく受け、変化に対する対応力と維持力が試されている。医療関係者や食品店社員などの献身的な姿勢にインスパイアされ、我々も出来るだけの努力を重ねている。顧客と社員の保健と財務的安定を維持するために励んでいる。アマゾンの株主にとっては、売上の急増で大幅な利益増加を期待するかもしれないが、第2四半期に予測される営業利益40億ドルは、社員の安全対策、社員に対する特別手当て、感染防止対策による生産性の低下分、自社で開発している感染検査などに全て充てられる。こういった緊急時の経営方針に対して、長期的視野を持つ我々の株主はきっと理解してくれると信じると述べている。

第2四半期は、売上で750億ドル(+18%)から810億ドル(+28%)、営業利益/損失で15億ドルの赤字から15億ドルの黒字を予測している。

部門別では、国際の小売が4億ドル足らずの赤字、国内の小売部門は売上の61%を占めているが、営業利益では33%ほどとなり、AWSが77%を稼いでいる。ホール・フーズ・マーケットを含むリアル店舗売上は、前年度比8%増加して46.4億ドルとなり記録的な増加だった。

今期のハイライトとは、COVID-19関連が全体の7割近くを占めており、時給の引き上げから、150以上におよぶ作業工程調整、防護用購入などが述べられている。顧客に対しては、セラー管理による顧客保護、安全対策、AWSによる医療機関や教育機関に対する補助などが説明され、コミュニティーに対しては、フード・バンクと協力した食品提供、電子機器提供、その他の寄付が行われた。ビジネスでは、2019年の顧客満足指標で、インターネット小売部門でトップ(過去11年で10回)に選ばれた。プライム・ビデオ・サービスの拡大、シアトルでアマゾン・ゴー・グローサリーの開店、2019年に100万ドル以上売り上げた中小のセラー数が15000を超え、第三者セラーは1日配達又はさらに速い配達で7億アイテム以上を販売した。

今後業績が発表される小売チェーンも、グローサリーを扱っているチェーンの売上はかなり伸びると思われるが、経費も嵩んでいるため、利益は圧迫されると予測される。