6月 30, 2020 スーパーマーケット 流通業 0

西サクラメントに本拠を持つスーパーマーケット・チェーンのレイリーズは、新コンセプトの「O-N-E:Organic, Nutrition, Education(有機、栄養、教育/食育)」を、北カリフォルニアのトラッキーで、27日に開店したと発表した。店舗面積35000平方フィートで一層、2ヵ所のパティオを備え、スキーロッジの様な外装は地域の景観に合わせて造られている。節水の冷蔵システム、ソーラーパネル、有機ゴミを再利用したガス燃料製造など、サステイナブルな建物となる。トラッキーは、アクティブでヘルシーなライフスタイルを持つ住民の多い地域として知られておりO-N-Eの立地に選ばれた。同社は「5-O-N-E-5」と呼ばれる同様なコンセプト店をサクラメントのダウンタウンで2018年5月開店しており、今回の店舗はそのコンセプトを拡大したものとなる。多くのオーガニック商品が在庫され、食肉は抗生剤やホルモンを使わず育てられた家畜、サステイナブル漁法のシーフード、豊富で新鮮な調理済み食品などが揃っている。スタンプトン・コーヒーを使ったマーケット・カフェ、オーガニックの絞りたてジュース・バー、ウェルネス・ショット(ビタミンなどの注射)、スムージー、アサイ・ボウルなどが、レストラン級のピザやサンドイッチ、寿司などに加えて揃えられている。レイリーズで初めて、ロイヤルティ・プログラムに「サムシング・エクストラ・ヘルス」が加えられ、店内のツアー、クラス、パーソナライズされた栄養カウンセリングとサプリの推薦などを、栄養士と栄養アドバイザーが行う。この新ンセプトは、レイリーズの将来のための戦略的トランスフォーメーションの一環となり、同社オーナーのマイケル・ティールのビジョンの具現化である。

レイリーズは、4月15日に旗艦店をサクラメント、5月20日にフルサービスのグローサリー・ストアをランチョ・ムリエタでも新開店している。ビジネス・ワイア 店舗写真はこちら

グローサリー店を含む小売店は、単に商品を売るだけでは電子コマースと変わらなくなってしまうため、付加価値の創造が不可欠で、経験、教育、地域社会などがこれまで以上に重要な要素となりつつある。