8月 28, 2020 アパレル 流通業 0

アパレル・チェーン大手のギャップは、8月1日で終わった2020年度第2四半期の売上が18%減少して32.8億ドル、損失は6200万ドル(前年度は1億6800万ドルの黒字)、1株あたりでは$0.17の損失(前年度は$0.44の黒字)だったと発表した。COID-19による店舗閉鎖が影響したが、オンライン販売が95%増加、店舗販売が48%減少、既存店では13%増加した。オンライン新規顧客が前年度比165%増えた結果、350万人の新規顧客を獲得した。部門別では、オールド・ネービーの売上は5%減少、オンライン販売は136%増加、店舗販売は36%減少、既存店売上は24%増加となった。同ブランドの店舗の75%はモール以外で営業しており、モール内の店舗に比べ再開後の復活が早かった。ギャップの売上は28%減少、オンライン販売は75%増加、店舗販売は55%減少、既存店売上は12%増加した。バナナ・リパブリックの売上は52%減少、オンライン販売は26%増加、店舗販売は71%減少、既存店売上は27%減少した。アスレタの売上は6%増加、オンライン販売は74%増加、店舗販売は45%減少、既存店売上は19%増加となった。ビジネス及び消費者に対して、フェース・マスクの販売を始めたところ好評で、1億3000万の売上となり、全体の売上の4%足らずを占めた。

夏になってマスクをすると息苦しくなりやすい。ユニクロの夏用のマスクが良いと聞き、日本の知り合いに購入を頼んだが売り切れ、アメリカでも最近オンラインで売り出したが、白のみ3枚で$14.90(日本の1.5倍)送料が$7.99である。以前は$100以上の購入で無料だったが、現在は店舗ピックアップ無料となっている。ギャップのマスクは3枚で$18、オールド・ネービーは5枚で$12.50、色や柄も豊富で魅力がある。オールド・ネービーの方が値打ち感である。試しにオンラインで注文してみたら、購入をクリックしてから4分ほどでピックアップの用意が出来たとのテキストがきた。よく売れるのだろうが、スピード感に驚かされた。