9月 20, 2020 ディスカウント・ストア 流通業 0

アメリカ政府によって禁止命令が出ていた、ショート・ビデオのソーシャル・ネットワーク・サービス「ティクトク」は、新しく「ティクトク・グローバル」をアメリカで設立する妥協案を提出、認められそうである。以前マイクロソフトと共同でティクトクの買収を提案していたウォルマートは、オラクルと共同で「ティクトク・グローバル」の株式7.5%を買収する計画だと発表した。オラクルと合わせると、取得する株式は20%となり、役員5人のうち4人はCEOダグ・マクミランも含みアメリカ人となる。オラクルは、同社のセキュア・サーバーを提供、ウォルマートはeコマースのフルフィルメントやペイメントなどオムニチャネル・サービスを提供する。ティクトク・グローバルは、アメリカを含み中国以外のほとんどの国のサービスを扱い、利用者の情報はオラクルのクラウド・サービスで厳密に守られる。また、合意後1年以内には、株式上場が計画されており、今後の成長を目指す。

ウォルマートは、ティクトク・グローバル全体のeコマースを扱うことになり、ウォルマート・コムだけでなくマーケットプレースにとってかなりアピールすると思われる。また、そこから得られる利用者のインサイト情報は貴重である。