9月 21, 2020 オンライン・リーテイラー ディスカウント・ストア 流通業 0

ウォルマートは、新しいプライベート・ファッション・ブランドとなる「フリー・アセンブリ」を今日から発売すると発表した。手始めに、秋のコレクションとなる30アイテムの女性ラインと25アイテムの男性ラインを$9から$45で店舗とオンラインで発売する。このブランドは、J.クルー、オールド・ネービー、ボノボスなどに勤めた業界ベテランである「ドワイト・フェントン」が中心となり開発した。ウォルマートは、最近アパレル・ブランドを強化しており、1000以上のブランドをeコマースで扱い、「スレッドアップ」とパートナーした中古市場にも進出している。

ウォルマートは、10年ほど前に、「マイリー・サイラス」を起用したヤング・アパレル専売ブランドを発売したが失敗に終わった。このブランドは元ターゲットにジョン・フレミングによって開発されたが、その後退社し、現在はベッド・バス&ビヨンドの社外役員を勤めている。今回は、多少幅広い顧客にアピールする商品を揃え、eコマースでのプレゼンスも高まっており成功する可能が高い。昨日発表された「ティクトク」への戦略的投資も実現すればかなり追い風となるだろう。グローサリーの売上シェアが高いウォルマートは、粗利の高いホームやアパレルの販売を増加させることで利益率の向上を図っている。