9月 22, 2020 ディスカウント・ストア 流通業 0

ウォルマートは、オンライン販売で急増しているマーケットプレースのセラーに対して財務的なサポートを提供すると発表した。ゴールドマン・サックスと提携し、同社傘下の「マーカス」を通じて、当初は1万ドルから7.5万ドルの信用枠を提供、将来的には限度額を上げる計画である。金利は競争力があるもので、セラーに対して求めやすい財務サポートを提供する。マーケットプレースの中小のセラーは、ウォルマートのeコマース成長に欠かせず、彼らの成功は地域貢献にも不可欠だと考えている。

マーケットプレースの成長は、ウォルマートのeコマース拡大だけでなく、利益率にも貢献する。Amazonも同様なサポートを最大100万ドルの信用枠で与えており、中小マーケットプレースの成長に寄与している。K定期会費制の無制限配達であるウォルマート+は今のところ、店舗ピックアップ商品だけとなっているが、今年末までにはウォルマート・コムと統合するとダグ・マクミランは述べており、もし実現するとマーケットプレースの成長に相当貢献する。フルフィルメント能力拡大も必要となるが、ウォルマートのeコマースの黒字化には不可欠な投資となるだろう。