10月 22, 2020 アパレル 流通業 0

SPAのアパレル・チェーン「ギャップ」は、今日開かれた投資家対象のコンフェレンスで、今後の成長戦略について説明を行った。2023年までに、現在オールド・ネービーとアスレタで55%を占めている売上を70%に増加させ、2019年度で6%ほどのEBITを10%+にする。ギャップとバナナ・リパブリックの店舗1216ヵ所を30%ほど減らし870ヵ所以下に、売上の80%ほどを、オンライン及びモール以外の店舗で上げる。北米にある閉鎖予定の店舗の75%は、2021年度末までに閉鎖する。ヨーロッパのビジネスも見直し、店舗閉鎖も検討する。これらのリストラで、2021年度には黒字を達成する予定である。成長の牽引車であるアスレタとオールドネービーは、2019年度でそれぞれ10億ドル及び80億ドルのブランダだが、これを2023年までに20億ドル、100億ドルに成長させる。閉鎖店舗については主にモール店となり、ストリップ・センターとアウトレットの店舗が主力となる。CNBC

モールの主要テナントにブランドが、また減る様である。オンライン販売増加による、配達費用の増加は、フルフィルメント・センターとラスト・マイル配達の改善が上げられているが、具体策はまだない。利益構造の改革として、フランチャイズのパートナー拡大、適正在庫によって値引きを減らし、パソナライゼーションとロヤルティ・プログラム導入が計画されている。この発表後、株価は11%ほど上がっているが、具体的な戦術はこれからという事だろう。