10月 31, 2020 流通業 経済 0

商務省経済分析局は、2020第3四半期のGDPが事前推定値で年率33.1%増加したと発表した。第1四半期、第2四半期は、-5.0%、-31.4%とそれぞれとマイナス成長だった。この増加は、個人消費、民間の在庫投資、輸出、住宅以外の設備投資、住宅投資が主な要因で、相殺要因は連邦政府および地方政府の支出減少、輸入の増加だった。

個人所得は5406億ドル減少(第2四半期は1.45兆ドルの増加)、可処分所得は6367億ドル増加(+13.2%)、可処分所得に対する貯蓄率は15.8%で、第2四半期の25.7%より減少した。

一方、2020年9月の個人所得は、0.9% (1703 億ドル)、可処分所得は0.9% 1503億ドル)、個人支出は1.4%(2014億ドル)、それぞれ増加した。物価指数は0.2%上昇、食品とエネルギーを除いても0.2%の上昇だった。

個人消費の伸びが所得の増加を上回っている。10月に入り、感染数増加の地域が増えており、冬を前に第3のピークが心配されている。ただ、ホリデー商戦前半は、プライム・デーなどの影響もあり、消費傾向は堅調である。今日はハロウィーン、来週はいよいよ大統領選挙となる。選挙結果で、一部で心配されている暴動など起こらなければいいが。