高級百貨店チェーンのノードストロムは、10月31日で終わった2020年度第3四半期の売上が前年度比16%減少して30.9億ドル、純利益は57.9%減少して5300万ドル、1株あたりの利益は58.0%減少して$0.34だったと発表した。部門別売上では、百貨店が7%減少、年次セールの影響を除くと2桁台半ばで減少、ノードストロム・ラックの売上は32%減少、デジタル売上は37%増加し16億ドルとなり、全体の売上の54%を占めた。営業利益1億ドルを上げ、キャッシュフローでは1.5億ドル以上となり、財務的に安定した。今期百貨店とラック店のオンライン注文ピックアップ・サービスを350店ほどに増やし、顧客サービスを高めたと、CEOのエリック・ノードストロムは述べている。結果、オンライン注文の10%は店舗でピックアップされ、25%は店舗でフルフィルされた。年次セールの売上は記録となり、ノーディー・クラブ・ロヤルティー会員による購入が80%を占め、デジタル販売は60%となった。1/3のノードストロム・コムの注文は店舗でフルフィルされ、速い配達を提供した。この結果は、予測を上回り、株価を4%ほど引き上げた。オンライン販売で売上を確保できる体制が整ってきている様である。
今週初めから、感謝祭の大移動が始まっており、行政の注意勧告はあまり守られていない。来週以降、また感染者が急増するのではと心配されている。