2月 28, 2021 ホーム・インプルーブメント・センター 流通業 0

ホーム・インプルーブメント・センター大手のロウズは、1月29日で終わった2020年度第4四半期と通年の業績を発表した。第4四半期(通年)の売上は前年度比26.7%増加(+24.2%)して203.1億ドル(896.0億ドル)、営業利益は59.1%増加(52.8%)して15.2億ドル(96.5億ドル)、純利益は92.1%増加(+36.3%)して9.8億ドル(58.4億ドル)、1株あたりの利益は100%増加(+41.2%)して$1.32($7.75)だった。*括弧内は2020年度全体

既存店売上は国内で28.6%、全体では28%増加、オンライン売上は121%増加し、100%以上の増加は3四半期続いている。国内の店舗の棚のリセットは95%終わり、生産性改善に寄与している。

パンデミックによって、ホーム・オフィスとホーム・スクールが急増し、DIY及び施工業者であるプロのビジネスが成長した。プロ・ビジネスの売上は第4四半期で20%台半ば、通年では20%ほど増加している。

設備投資は2020年度全体で18億ドルとなり、2021年度には20億ドルを計画している。ホーム・デポと同じようにロウズもコロナ特需の影響が大きく、2021年度は未知数だと述べている。そのため、PPI(Perpetual Productivity Improvement)のイニシアチブによる運営面での生産性改善を進めている。これは、業務プロセス改善とテクノロジーによるもので、チェックアウトのインフラの近代化、店舗人員マネージメント・ツール、タッチスクリーンのPOS,デジタル・サイン、ハンドヘルド機器、在庫管理システムの改善などが含まれる。