8月 31, 2021 会員制倉庫型店 流通業 0

8月に入り、デルタ株を中心としたCOVID-19の感染者数が増加傾向にある。第4の波となっており、新規感染者数は今年1月のピーク時の6割ほどとなっている。ウォール・ストリート・ジャーナルは、トイレット・ペーパー不足によって、業界大手のプロクター&ギャンプルが生産を増加したと報じている。実際、多くの小売業は仕入れ数が制限されているとレポートしている。市場調査会社IRIによると、8月29日時点でペーパータオルとトイレットペーパーの在庫率は86%で、全体の平均在庫率より低くなっている。因みに、トイレットペーパー買い溜めが起こった昨年の在庫率は40%だった。生産量の問題に加えて、運転手不足などで輸送網のボトルネックも影響しており、パンデミック前には5%から7% だった欠品率が、2020年3月時点で13%、現在は11%まで上昇したとIRIは推定している。ただ、各小売業では、昨年の経験からサプライヤー網増強、在庫不足商品の消費者への販売数制限など行っており、昨年の様なパニックは起こりにくいと思われる。WSJ

コスコの紙類の売場

一方、コンフェレンス・ボードによると、消費者自信度指数は7月の125.1(1985=100)から、8月は113.8まで下がっており、短期の予測指数は7月の103.8から、8月は91.4まで下がっている。国の特別失業補償手当の終了、家賃未払いによる立退請求の停止も最高裁で非合法とみなされ、ゴールドマン・サックスは、350万の賃貸者が自宅を失う可能性があると推定している。今年前半の好景気は少し停滞する様である。