9月 16, 2021 アパレル オンライン・リーテイラー オート用品ストア カー・ディーラー ショッピング・センター ジェネラル・マーチャンダイジング・ストア スポーティング・グッズ スーパーマーケット ディスカウント・ストア デパートメント・ストア ドラッグ・ストア フードサービス ホーム・インプルーブメント・センター 会員制倉庫型店 宝飾・チェーン 家電・電子機器チェーン 流通業 0

情報分析会社のプレーサーAiによると、モールの訪問客数は2021年7月より0.7%増加、特にアウトドア・モールでは2.1%増加した。暖かい気候やワクチン接種の拡大によってモール訪問客が増えたとみられ、1年半続いた外出自粛の反動もある様である。客数増加に比例して売上高も上がってきており、上場会社であるメースリック、サイモン・プロパティー・グループなどの株価は、今年に入って50%以上上昇している。ただ、インドア・モールを避ける消費者は少なくなく、今後寒さが増してくれば、訪問客数への影響が心配される。また、個々のモールによってバラツキがあり、核店を失ったモールでは客数が減少したところもある。WSJ

一方、商務省国勢調査局が今日発表した2021年8月の小売売上高は、7月から0.7%増加となった。休日と季節調整済みで6187億ドル、前年度対比では15.1%増加となる。2021年6月から2021年8月までの3ヵ月間の合計額は、前年度比16.3%増加、2021年6月から2020年7月の変化は、-1.1%から-1.8%に改定された。車と用品,ガソリン販売を除くと+2.0% (前年度比+14.3%)、フード・サービスを除く小売だけだと+0.8%(+13.1%)となる。
販売チャネル別売上推移は次の通り:

販売チャネル2021年8月/7月2021年/2020年
車と用品-3.6%+10.7%
家具と家庭雑貨+3.7%+15.6%
家電・電器製品-3.1%+18.1%
住宅資材とガーデン用品+0.9% +6.3%
食品と飲料+1.8% +5.7%
健康美容商品+0.2% +9.4%
ガソリン販売+0.2%+35.7%
衣料とアクセサリー+0.1%+38.8%
スポーツ用品・趣味・書籍・音楽-2.7%+19.8%
ジェネラル・マーチャンダイズ+3.5%+15.5%
その他の雑貨チェーン+1.4%+19.2%
無店舗販売+5.3%  +7.5%
フード・サービス±0%+31.9%

電子部品不足などで在庫が減っている乗用車販売の減少以外では、家電、スポーツ用品などの小売業の売上が減少している。他は、全体的に増加しており、個人消費に関しては衰えていない様である。