9月 27, 2021 会員制倉庫型店 流通業 0

会員制倉庫型チェーン大手のコスコは、8月29日で終わった2021年度4四半期及び通年の業績を発表した。第4四半期(2021年度)の売上は17.5%(17.7%)増加して614.4億ドル(1920.5億ドル)、会員費収入は11.6%(9.5%)増加して$12.3 億ドル(38.8億ドル)、営業利益は17.9%(23.4%)増加して22.8億ドル(67.1億ドル)、純利益は20.2%(25.1%)増加して16.7億ドル(50.1億ドル)、1株あたりの利益は20.1%(24.9%)増加して$3.76($11.27)だった。既存店売上は国内で14.9%(14.8%)それぞれ増加、カナダで19.5%(20.0%)それぞれ増加、国際で15.0%(19.1%)それぞれ増加、電子コマースは11.2%(44.4%)増加、全体では15.5%(16.05%)の増加だった。ガソリン売価と為替の影響を除くと、国内で10.3%(13.6%)それぞれ増加、カナダで6.7%(12.1%)それぞれ増加、国際で7.3%(13.4%)それぞれ増加、電子コマースは8.9%(42.6%)増加、全体では9.4%(13.4%)の増加となる。今年度の設備投資は35.9億ドルで、25ヵ所の新開店を中国、フランス、ニュージーランドなどで行い、移転は5ヵ所を計画している。また、西海岸で大型商品の配送センターを買収した。商品カテゴリーの売上状況では、宝飾、ホーム・ファーニッシング、薬局、スポーツ用品が好調だった。家電も好調だったが、昨年急増した売上との比較であまり成長しなかった。配達を担うコスコ・ロジスティックスは、大型商品の売上増加に貢献しており、国内の売上の24%を占め、前年比で130%増加となった。電子コマースも、自社配達に変更してから毎日7000から1万件の配達を扱っている。サプライ・チェーンのボトルネックは続いており、一部の商品の在庫に影響している。インフレーションは悪化しており、3.5%から4.5%の仕入れ価格上昇を予測しており、今期の3000万ドルのLIFO経費計上となった。

他の小売業と同様な問題を抱えているコスコだが、アイテム数の少なさ(現在3800程)、商品あたり限られたベンダー数などで、スーパーマーケット・チェーンなどに比べ競争力を維持している。