10月 22, 2021 オンライン・リーテイラー 流通業 0

Amazonは、マーケットプレイスの第三者セラーに、「Amazon Local Selling」と呼ばれる、地域の店舗で顧客の注文商品をピックアップできるサービスを始めると発表した。当初は一部のジップコードの地域となるが、今後2022年にかけてピックアップ可能店舗が拡大される。現在、Amazonで販売される商品の半分以上は第三者セラーの商品で、ほとんどが中小のビジネスとなる。新しいサービスによって、特定の地域の顧客の購入商品が即日でピックアップ又は配達を受ける事ができるようになる。ピックアップ可能店舗は、今のところナショナル・チェーンやリージョナル・チェーンのベスト・バイ、メイビス・ディスカウント・タイア、シアーズ・ホームタウン・ストアなど16社で利用できる。このサービスによって、地域のビジネスのサポートと顧客宅への配達に向かない商品の販売が容易になり、組み立てや設置サービスを依頼することも可能となる。

このサービスは、基本的にAmazonのサイトで販売された商品を、セラーの店舗で顧客がピックアップ、まはたセラーが顧客宅に即日配達することになる。地域の顧客が対象なので、電子コマース機能を持たないセラーは、顧客へのサービス改善となるが、自社の電子コマースサイトを持つセラーの場合は、販売のみAmazon経由となる。Amazonで最初に商品検索をする消費者が多いのだろう。また、セラーがAmazonに支払う手数料が調整されるのかも知れない。