ウォルマートは、最近の改装店で新しいセルフ・レジのレーンを導入している。そのレジの万引き防止システムを、TikTokのユーザーがレポートしている。アップロードしたユーザーによると、レジの上にカメラが装備されており、スキャナー上で不審な動きがあると、赤いランプが点滅しレジの上にある画面に録画されたビデオが映し出される。また、スキャン画面にも録画が映され、スキャン漏れを注意するそうである。買物客が写っていた最初のビデオはTikTokのルール違反とみなされ取り除かれているが、一部調整したビデオは観ることができる。

ウォルマートのセルフ・チェックアウトには、以前から小型の画面が付いており、買物客の姿が映し出される様になっていた。このシステムにAIを導入して改善したものと思われる。商品をカートの下の段に置いてあったり、単にスキャンを忘れる場合もあるので、理解できるが、あまりチェックが入ると監視されている様で気持ちの良いものではない。一応、チェックアウト後に出口でレシートの確認をする社員がいるが、詳細な確認はしていない。パンデミック後盗難が増えており、サンフランシスコでは組織的な万引きが続発し、ウォルグリーンズはいくつかの店舗を閉めたとも報じられいる。盗難防止、顧客の利便さとサービス改善の全てを考慮したシステムが良いのだろうが、投資額も関係するため、なかなか最善のシステム構築は難しいのかも知れない。