10月 24, 2021 スーパーマーケット ディスカウント・ストア デパートメント・ストア ドラッグ・ストア ホーム・インプルーブメント・センター 会員制倉庫型店 家電・電子機器チェーン 流通業 0

消費者動向を調査している「ジャングルスカウト」の2021年第3四半期のレポートによると、最新トレンドとして、「バイ・ナオ・ペイ・レイター」やクリプトカレンシーなどフレキシブルな支払いを好む消費者が、回答者の48%となり、前回の調査より7%増えた。また、44%の回答者は、ブラウザのプラグ・インなど、良いディールを探すエクステンションを利用している。2つ目は、ソーシャル・メディアの購入決断に対する影響の増加で、40%の回答者はソーシャル・メディアで商品を検索、27%の回答者は、ファッションやビューティーのインフルエンサーをフォローしている。また、半分以上の回答者は、社員の待遇、情報開示、地域でソーシング、環境に優しいブランドを好んでいる。3つ目は、63%の回答者は過去3ヵ月以内にウォルマートの店舗で買物をしており、65%の回答者は同期間にAmazon.comで買物をしている。また、56%の回答者は家から出る理由として、店舗で買物を好んでいる。

オンライン購入では、Amazonが65%、グーグルなど検索エンジンが47%、ウォルマート・コムが40%、フェースブックが30%、YouTubeが27%、インスタグラムが21%、ブランドや小売業のサイトが21%、TikTokが13%、他のソーシャル・メディアが5%、その他が3%と続く。店舗での買物は、ウォルマートが63%、ターゲットが25%、ウォルグリーンズが18%、ロウズが17%、ホーム・デポが16%、Amazon Go/Amaozon Go Groceryが15%、クローガーが12%、コールスが11%、アップルが11%、サムズ・クラブが11%、コスコが10%、ベスト・バイが8%、メイシーズが6%、アルバートソンズが5%と続く。

ウォルマート・コムで購入する理由のトップ4は、ウォルマートの売価、ウォルマートの在庫商品に馴染み深い、時間のかからない購入、店舗が近くにありピックアップや返品が簡単、などが挙げられている。

この調査は、8月6日から9日の間に1100人の消費者を対象に行われた調査結果である。

結構納得のいく調査結果だが、後払いの人気の高さは、消費の増加傾向に対して、収入が比例していない状況を示唆している。サプライ・チェーンのボトルネックは、サプライヤー側の問題も大きいが、経済状況を上回る過剰消費も要因の一つと言えるだろう。アメリカ人の飽くなき購買欲に加えて、パンデミックの反動かも知れない。