スーパーマーケット・チェーン大手のクローガーは、2018年に買収したミール・キット・ビジネスである「ホーム・シェフ」の年商が10億ドルを突破したと発表した。ホーム・シェフの商品は500アイテム以上販売されており、ミール・キット、ヒート&イート・ミールス、レディー・ツー・イート、季節料理などが提供され、家庭での調理を助けている。商品は、2200以上のクローガー傘下のスーパーマーケット及びオンラインで購入可能で、店舗、オンライン・ピックアップ及び配達が利用できる。また、定期購入での配達も提供されている。ホーム・シェフのサイトによると、2013年の創業以後、既に2億食が顧客に提供されたそうである。

わずか8年で10億ドルの年商は注目に値する。元クローガーの調理済み商品の売上も含まれている様だが、業界大手で上場企業である「ブルー・エプロン」の至近の12ヵ月の売上である4.8億ドルの倍以上となる。パンデミックによる家庭での食事急増も追い風になっているだろうが、食品小売とミール・キット会社の合併は理にかなって成功している様である。ターゲットとシップトの合併も成功しており、今後、食品配達会社と小売業の統合も進むと予測される。インスタカートの将来は?