11月 17, 2021 ディスカウント・ストア 流通業 経済 0

ターゲットは、10月30日で終わった2021年度第3四半期の売上が前年比13.2%増加して253億ドル、総収入は13.3%増加して257億ドル、営業利益は3.9%増加して20億ドル、純利益は46.8%増加して15億ドル、1株あたりの利益は51.6%増加して$3.04だったと発表した。粗利率は2.6%下がって28.0%、既存店売上は、客数が12.9%増加、客単価は0.2%減少、全体では12.7%増加となった。うち店舗売上は9,7%増加、デジタル売上は28.9%増加となった。売上のうち店舗販売は82.4%、デジタル注文は17.6%を占めている。デジタル注文のうち、96.7%は店舗でフルフィルメントされており、前年度より0.6%増加した。同社のレッドカード使用率は、デビット・カードが11.7%、クレジット・カードが8.9%、全体で売上の20.7%を占めている。店舗数は、小型店20ヵ所を含み27ヵ所増え、チェーン全体で1924店舗となった。今年度全体の予測は、既存店売上で1桁台前半から後半の増加と下方修正している。

既存店売上は、ほぼ客数で増やしており、インフレを考慮すると値入れを下げているとみられ、実際、粗利も下がっている。ウォルマートは昨日在庫を増やしているとレポートしたが、ターゲットも20億ドル在庫額が増加したと述べており、ホリデー商戦に備えている。利益性の改善は、COVID関連の経費が減ったのと、経営努力だと思われる。

商務省国勢調査局が昨日発表した2021年10月の小売売上高は、9月から1.7%急増となった。休日と季節調整済みで6382億ドル、前年対比では16.3%増加となる。2021年8月から2021年10月までの3ヵ月間の合計額は、前年比15.4%増加、2021年7月から2020年8月の変化は、+0.7%から+0.9%に改定された。車と用品,ガソリン販売を除くと+1.4% (前年比+14.9%)、フード・サービスを除く小売だけだと+1.9%(+14.8%)となる。
販売チャネル別売上推移は次の通り:

販売チャネル2021年10月/9月2021年/2020年
車と用品+1.8%+11.5% 
家具と家庭雑貨+0.4%+11.9%
家電・電器製品+3.8%+18.4%
住宅資材とガーデン用品+2.8%+10.2%
食品と飲料+0.9% +8.3%
健康美容商品-0.6% +7.4%
ガソリン販売+3.9%+46.8%
衣料とアクセサリー-0.7%+25.8%
スポーツ用品・趣味・書籍・音楽+1.5%+17.6%
ジェネラル・マーチャンダイズ+0.8%+15.9%
その他の雑貨チェーン+2.8%+25.8%
無店舗販売+4.0% +10.2%
フード・サービス ±0%+29.3%

9月から加速して小売売上が伸びているが、11月には新規感染者が増えた地域が増えており、消費者心理を多少下げている。カリフォルニア州では連邦政府の勧告に先駆け、ワクチンのブースター接種が始められており、2回目の接種後6ヵ月以上経っている人達が対象となる。寒くなる年末にかけて接種を受ける人達が増えると予測される。