11月 19, 2021 デパートメント・ストア 流通業 0

百貨店チェーン大手のメイシーズは10月30日で終わった2021年度第3四半期の売上が、前年度比36.3%増加して54億ドル、営業利益は5億ドル(前年度は1億ドルの赤字)、純利益が2億ドル(前年度は0.9億ドルの赤字)、1株あたりの利益が$0.76(前年度は$0.29の赤字)だったと発表した。既存店売上は直営部門だけで37.2%増加、ライセンス部門を含むと35.6%増加となった。新規顧客は440万人増え、デジタル売上は前年度比19%増加し、全体の33%を占めた。部門別ではメイシーズの既存店売上が直営で36.4%、ライセンスも含むと35.1%、それぞれ増加、ブルミンデールは直営で43.4%、ライセンスを含み38.5%、それぞれ増加した。ブルーマーキュリーの既存店売上は39.5%増加した。粗利は、前年度より5.4%増加し41.0%、在庫は19.4%増加している。販管費は、売上の36.3%となり、前年度より6.3%改善した。この結果を反映して、今年度全体の予測は売上で241.2億ドルから242.8億ドル、調整後1株あたりの利益で$4.57から$4.76に上方修正している。

コールス百貨店は、10月30日で終わった2021年度第3四半期の売上が,前年度比15.5%増加して44億ドル、営業利益が前年度の17.6倍ほどとなる3.9億ドル、純利益は2.4億ドル(前年度は1200万ドルの赤字)、1株あたりの利益は$1.65(前年度は$0.08の赤字)だったと発表した。既存店売上は、前年度比14.7%増加した。デジタル売上は前年度比6%増加し、全体の売上の29%を占めた。2021年度全体の予測は、売上で20%桁台半ば、営業利益率で8.4%から8.5%、調整後1株あたり$7.10から$7.30の利益に、上方修正している。

両社とも、インフレの影響で売上を伸ばしているのに加え、サプライ・チェーンの問題で商品不足を招いており、過去マーク・ダウンによる販売が通常価格での販売に変わってきていると、WSJは分析している。パンデミックは、既に低迷し始めていた百貨店業界の状況を悪化させると思われたが、逆に後押しする結果になった様である。