12月 4, 2021 ドラッグ・ストア 流通業 0

ウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスは、今年3月に就任した新CEOロズ・ブルーアーの経営下で再建に取り組んでいるが、傘下の薬局チェーンであるブーツ薬局を売却を模索していると報じられている。ブーツ薬局は、英国を中心に2000ヵ所以上の薬局を展開しているが、利益率が低く会社全体の足を引っ張っている。もう一つの部門だった薬剤卸、アライアンス・ヘルスケアのビジネスも、今年7月に薬剤卸大手のアメリソースバーガンに売却している。最近ではプライマリー・ケアのビレッジMDに多数株主として52億ドル出資をしており、国内のウォルグリーンズのビジネスにフォーカスしてきている。もし、ブーツ薬局の売却が実現すると、同社の代表取締役会長であるステファノ・パシナが始めた、ウォルグリーンズの国際化を白紙に戻し、アメリカの薬局チェーンに集中することになる。このニュースの後、同社の株価は17%ほど上昇している。バロンズ

パシナのブーツとの合併によるウォルグリーンズ再建は、全て無駄だった訳ではなく、それまでやや保守的だったウォルグリーンズの組織を、より競争力のある体制に変え、利益性を改善した。ただ、パンデミックの影響もあり、環境の違う地域をまたぐビジネスより、コアとなる国内に集中した方が得策と判断された選択肢となる。COVID-19による収益増加が続いている間に、中心の国内のビジネスを固め成長する計画だと思われる。