2月 21, 2022 オンライン・リーテイラー グローサリー配達 流通業 0

オンライン・グローサリー配達はその速さを競っており、2時間から最近では15分以内の配達まで登場している。特にニューヨーク市では、ゴリラス、ゲイター、フリッジ・ノー・モア、ジョーカーなどが速さを競っているが、ニューヨークの市議会で、15分の配達を宣伝するのを禁じる法案を審議している。これは、時間内の配達をするため、配達人や歩行者の安全を損なうための措置だと説明されている。彼ら配達人は、電動自転車やスクーターを使って移動しており、少しでも早く配達するために交通違反や歩行者を危険にさらすケースが増えているためである。この法案が可決されると、15分以内の配達を宣伝することが出来なくなる。法案は数週間で可決される予定である。法案を起草した市会議員のクリストファー・マルテによると、電動自転車を使った配達人による事故で、2020年に少なくとも20人の死者が出たそうである。同市議は、配達人に少しでも時間の余裕を与えることで、事故が防げると思うと述べている。また、これらギグ・ワーカーである配達人に対して、健康保険などより良い福利厚生を与えるよう、雇用主に求める法案も検討中だそうである。ニューヨーク・ポスト

顧客にしてみれば、速い配達は確かに便利だが、他の人達の安全は優先されるべきだと思われる。