2月 22, 2022 デパートメント・ストア 流通業 0

百貨店チェーン大手のメイシーズは、1月29日で終わった2021年度第4四半期及び通年の業績を発表した。第4四半期の売上は前年度比27.8%増加して87億ドル、既存店売上は直営部門で28.3%、ライセンス部門を含むと27.8%それぞれ増加、純利益は363.8%増加して7億ドル、1株あたりの利益は206.3%増加して$2.45だった。通年では売上が41.0%増加して245億ドル(2019年度比では0.4%減少)、既存店売上は直営部門で43.0%、ライセンス販売を含むと42.9%それぞれ増加(2019年度比では直営部門で3.1%、ライセンス販売を含むと3.0%それぞれ増加)、純利益は14億ドル(2020年度は39億ドルの損失、2019年度は6億ドルの利益)、1株あたりの利益は$5.31(2020年度は$2.21の損失、2019年度は$2.91の利益)だった。デジタル売上は第4四半期に前年比12%増加、2019年比では36%増加、総売上の39%を占め、2019年より9%増加した。

メイシーズ部門の既存店売上は、第4四半期に直営部門だけで27.3%、ライセンス部門を含むと26.5%増加(2019年度比では5.9%、5.2%それぞれ増加)、スター・リワーズ会員の売上は66%を占め、2019年より8%増加した。720万人の新規顧客がメイシーズで購入、うち58%はデジタル・チャネル経由だった。

ブルミンデール部門の、第4四半期の既存店売上は、直営部門だけで37.8%、ライセンス部門を含むと37.6%増加、2019年比では13.0%、13.0%それぞれ増加した。39.1万人の新規顧客がブルミンデールで購入、2019年比で26%増加、購買額では41%増加した。

ブルー・マーキュリーの第4四半期の既存店売上は直営部門及びライセンス部門を含みそれぞれ30.9%、2019年度比では3.1%増加した。

2022年度は、売上で245億ドルから247億ドル(2021年比で横ばいから1.0%増加)、調整後1株あたりの利益で$4.13から$4.52を予測している。

パンデミック前の業績をほぼ上回っている。機関投資家が提案しているデジタルと店舗の分離は遂行せず、オムニ・チャネル小売業として成長を目指すと述べている。