4月 30, 2022 オンライン・リーテイラー 流通業 0

一昨日発表された2022年第1四半期の業績で欠損を発表したAmazonの株価は、その後15%ほど下げており、フォーブスによると、創業者ジェフ・ベイゾスは世界富豪2番目から3番目に退いたそうである。一方、現CEOのアンディ・ジェシーの業績発表時のコメントは、生産性改善を地道に進めると危機感は感じられない。そこで総売上の59%を占める北米のビジネスを少し掘り下げてみた。まず、オンライン売上は前年比で3%減少しているが、リアル店舗の売上は16%増加しており、2021年度第4四半期の増加率と同じだった。過去4四半期の年間ベースで比較すると、前年比で17%増加となる。プライム会員費、デジタルを含む定期購入となるサブスクリプション・ビジネスは13%増加で、2021年の増加率よりやや下がってきている。広告収入は25%増加で、増加率は下がっているが、好調な数字だと思われる。一方、コスト面では、商品コストが+63%、フルフィルメントが+46%、テクノロジーとコンテンツが+34%、セールス&マーケティングが46%、ジェネラル&アドミニストレーティブが56%、株式による報酬が41%と全体的に経費率が上がっている。これらが、設備投資縮小と経費節減、そして今年初めに発表されたリアル店舗の閉鎖やプライム会員費の値上げに反映されているのである。リアル店舗に関しては、ブルームバーグが4州でホール・フーズ・マーケット6店舗の閉鎖を報じている一方、シカゴでの新規開店も発表されており、採算性の高い地域に集中している様である。Amazonブランド店舗は、Amazon Go, Amazon Fresh, Amazon Sytle (近くアメリカナ・アト・ブランドに新開店)にフォーカスされる。アンディ・ジェシーの実力が、これから徐々に発揮される事になるだろう。