5月 10, 2022 ESG オンライン・リーテイラー 流通業 0

全米小売業協会 (NRF)は、2021年に消費者によって購入された商品のうち7,610億ドル相当の商品が返品されたとレポートしている。これは販売総額の16.6%に相当し、2020年の10.6%から急増した。うちオンライン購入の返品率は平均20.8%と推定されておりさらに多い。Amazonでは、これら返品商品を、専門にトレーニングされた社員が検査し、高い基準を満たした商品は新品として再販売され、それ以外の商品は、世界中の慈善団体に寄付される。以前は、Amazonの直販商品だけの処理だったが、2019年からは、FBA(Fulfillment By Amazon)の返品にも拡大された。マーケットプレースのセラーは、多少の手数料を支払ってこのプログラムで返品を処理する事ができる。Amazonはグッド360とのパートナーシップで、アメリカと最近ではカナダを含め、2021年だけで690万人、これまで1,100万人の寄付を必要とする人達に商品を贈っているとレポートしている。これは、世界中で慈善団体に寄付した、1億個以上の返品商品の一例である。

Amazonは、ESGの一環として、地球を守るための数多くの目標を掲げており、返品処理もゴミを減らすための重要な要素となるのである。筆者もたまに返品するが、単価の低いものは、実際返品しなくても返金してくれる。出来るだけゴミにしない様にしているが、グッドウィルなどに寄付できない商品もあり、結局捨てる事になる。小型家電などでは耐用年数が短い、使い捨て商品が増えており、製造元は耐久性、修理可能性の改善を進めるべきだと思う。消費者は購入時に売価で判断する場合が多いが、それ以外のファクターを含み分かりやすく表示してあると助けになると思う。例えば、LED照明などは、耐久年数が明示されており、単価が高くても長期的には廉価になるのが分かる。「ライフ価格 =(商品価格+維持/修理費+廃棄費)÷耐用年数」みたいな表示があると良いと思う。