tedwaka
6月 15, 2022
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商務省国勢調査局が発表した2022年5月の小売売上高は、4月から0.3%減少し、休日、営業日の違い及び季節を調整済みで6,729億ドル、前年比では8.1%増加となった。2022年3月から5月までの3ヵ月間の合計額は、前年比7.7%増加、2022年3月から4月の変化は、+0.9%から+0.7%に改定された。車と用品,ガソリン販売を除くと+0.1% (前年比+7.9%)、フード・サービスを除く小売だけだと-0.4%(+6.9%)となる。
販売チャネル別売上推移は次の通り:
販売チャネル | 2022年5月/4月 | 2022年/2021年 |
車と用品 | -3.5% | -3.7% |
家具と家庭雑貨 | -0.9% | +1.9% |
家電・電器製品 | -1.3% | -4.5% |
住宅資材とガーデン用品 | +0.2% | +6.4% |
食品と飲料 | +1.2% | +7.9% |
健康美容商品 | -0.2% | +4.8% |
ガソリン販売 | +4.0% | +43.2% |
衣料とアクセサリー | +0.1% | +6.1% |
スポーツ用品・趣味・書籍・音楽 | +0.4% | -0.2% |
ジェネラル・マーチャンダイズ | +0.1% | +2.5% |
その他の雑貨チェーン | -1.1% | +25.6% |
無店舗販売 | -1.0% | +7.0% |
フード・サービス | +0.7% | +17.5% |
インフレによる購買力低下や景気後退への不安などで、小売売上高が5ヵ月ぶりに減少した。特に車と用品は3.5%の減少で全体を引き下げた。価格上昇の顕著なガソリンの売上は増加したが、同月の価格上昇率は4.1%で、販売量では減っている。
一方、連邦準備制度理事会のフェデラル・ファンドの金利は、収まらないインフレに対処するため、利率を0.75%引き上げ、1.5%から1.75%に誘導すると発表されている。この引き上げ幅は、1994年以来28年ぶりの高率となる。果たしてインフレを抑制しながら景気を後退させない、難しい金融操作は上手くいくだろうか。