6月 20, 2022 ESG ディスカウント・ストア 流通業 0

今日は、「ジューンティーンス」国民の祝日である。元々6月19日(June Nineteenth)だが、一番近い月曜日が休みとなる。リンカーン大統領による奴隷解放宣言が出されたのは1863年1月1日だが、南部のテキサス州は、2年半後の1865年6月19日に奴隷解放命令を出し、この日が記念日となった。また、昨年バイデン大統領によって、正式に国の祝日として発表されている。ウォルマートでは、この記念日を祝って、PBであるグレート・バリューのブランドでアイスクリームの発売を5月に発表したが、ソーシャル・メディアを通じてかなりの反発を受け、謝罪声明を出し商品は撤去している。反対の声の多くは、奴隷解放という歴史的な出来事をコマーシャルとして使った浅薄さと言うことだろう。ニューヨーク・デイリー・ニュース

Walmart GV Juneteenth Ice Cream

さしずめ日本で例えれば、原爆記念日に原爆記念菓子を売り出す様なものかもしれない。アメリカでは人種、性別などの多様性を包含することが規範となってきており、マーケティングの担当者にも多様な人材を揃える必要があると思われる。今回のケースでは、アイスクリームの売上利益を、黒人の差別を解消することを目的とした団体に寄付するなどの配慮があればまた違っただろう。最近、商品のソーシングでも、女性、黒人やLatinxなどのビジネスから仕入れを増やしている小売業大手は少なくない。