6月 24, 2022 オンライン・リーテイラー 流通業 0

2019年に創業者であるジェフ・ベイゾスによって初めて開催された、Amazonの最新テクノロジーを紹介するコンフェレンスであるre:MARS (M:マシーン・ラーニング、A:オートメーション、R:ロボティックス、S:スペース(宇宙)が、3年ぶりにラスベガスのアリア・リゾート&カジノで、6月21日から 24日にかけて開かれた。参加には$1500ほどの登録費がかかるが、いくつかのプレゼンテーションは、YouTubeなどにアップロードされているので観ることができる。

Amazon re:MARS 2022

専門的な部分も多いが、小売テクノロジーに関してディリップ・クマーもプレゼンテーションをしている。彼の担当であるジャスト・ウォーク・アウト、アマゾン・ワン、ダッシュ・カート、アマゾン・スタイルなどに関して紹介している。例えばジャスト・ウォーク・アウトでは、テクノロジーが常に改善されており、使われているセンサー、オプティックス(カメラ)だけでなく、マシン・ビジョンのアルゴリズムが遥かに良くなっている。当初1800平方フィートの店舗でデビューし、最近では4万平方フィートの店舗で使われている事実を考えても明らかである。結果、全体のコストは下がり、性能は高まってきているのである。また、外部の会社にテクノロジーを供給し始め、違う環境での学習が加わることも改善につながった。例えば球場の売店などでは、短時間に多数の顧客による購入を扱うスピードが必要となる。最近開店されたアマゾン・スタイルでは、顧客の購入予測が鍵となっている。彼らが登録時に提供した情報と、ショッピング中にスキャンした商品の傾向などで、顧客が求めるスライルを提案している。また、アルゴリズムは、選ばれた商品と合う別の商品の提案もする。例えばジーンズにマッチするシャツなどである。本来なら優秀なセールス社員が提供するサービスを、アルゴリズムで行うのである。そしてこのアルゴリズムは、忘れないで進化するのみである。フィジカル・リーテイル(リアル店舗)とテクノジーも、Amazonのデイ1(1日目)としてまだ進化は始まったばかりであると括っている。