6月 25, 2022 ディスカウント・ストア 流通業 0

そろそろ終わるだろうと言われていた物価上昇はまだ上がり続けている。多くの小売業では、売価の上昇を出来るだけ抑える努力をしているが、やはり全体的にみるとかなり売価に反映されている。それでも対応の仕方では顧客の受け止め方が随分変わってくると思われる一例を紹介してみたい。筆者は髭剃りにシェービング・フォームを使っているが、以前からウォルマートのPBであるアクウェイト(Equate)が、安くて品質も良いので愛用していた。昨年くらいまでは一本$1で売っていて値打ち物だったが、少し前に$1.17に値上げされた。17%の値上げとなったが、他のブランド商品は20%-30%ほど上がっており、まだ安値のイメージがあった。ところが2ヵ月ほど前から、急に在庫が無くなった。店の社員い聞いても知らないと言われ、製造中止かと思っていたが、最近オンラインの在庫にある事に気がついた。早速オンライン注文してみると、少し遠い店舗でピックアップできることがわかりすぐに注文を入れた。ところが、注文を入れて2時間くらいで、テキストが届き、在庫がなかったとの連絡だった。代替え品を用意できるとのメッセージだったのでチェックすると、ジレットのフォームが代わりに用意できるとのことだった。(*写真1) これだと代替え品の提案だけだが、よく見るとおよそ2倍の売価がついている商品(*写真2)を、元のPBの価格で販売するとなっている。ただ、最初の注文は4個だったが、代替え案は3個になっていた。それでも小売価格では$3ほどの赤字販売となる。ウォルマートのオンライン・グローサリーの代替え商品を提案するアルゴリズムで、売価が上がっても上げないで販売する様に組まれているのだろう。実際には、他の店舗で見つけたため、注文は取り消す事になったが、ちょっと感心してしまった。ウォルマートも、Amazonに負けずとも劣らず顧客に執着している様である。

写真1
写真2