6月 26, 2022 ディスカウント・ストア 会員制倉庫型店 流通業 0

物価の上昇に関する新造語が登場している。「シュリンクフフレーション」という言葉で、シュリンク(縮む)とインフレーションを合わせた造語である。食品メーカーなどが、売価を上げて消費者の反発を受けないように、量を減らすことで売価をあまり変えないで済むようにしている現象である。インターネット・メディアで食物に関する話題を集めて報道している「イート・ジス・ナット・ザット:Eat This, Not That」によると、シュリンクフレーションが顕著な商品が6アイテム紹介されている。1つ目が朝食に欠かせないシリアルである。ジェネラル・ミルズのファミリーサイズのシリアルは、2021年11月に1.2オンス(約35グラム減り、ココア・ペブルとクエーカー・ライフは今年6月に2.5オンス(72.5グラム)減ったそうである。2つ目は赤ちゃんのオムツでハギー・ダイパーは、100個入りのパッケージで12%減っている。3つ目はフルジャー(PGの傘下)のコーヒーで、同じサイズ缶で、11.3オンスから9.6オンスに減ったそうである。約15%量が減り、おまけに売価は6%ほど上がっている。4つ目が紙類で、クリニックス・ティッシュは、箱あたり5枚減らし、ペーパータオルは、6枚分減ったそうである。チャーミンのトイレット・ペーパーは396シートから366シートに減り7.6%のシュリンクだった。因みに1960年当時のチャーミンは650シートだったそうである。5つ目は洗濯洗剤で、アーム&ハンマーの洗剤は、以前は75オンスの缶で50回洗濯できるとパッケージに書いてあり、現在の缶の容量は67.5オンスで同じ量が洗えると記載されている。6つ目はペディグリー・ドッグ・フードで、ボーナス・サイズのパッケージで、以前は50ポンド容量があったのが、現在は44ポンドに減っている。

筆者も同じような経験をしている。ウォルマートのドッグ・フードで創業者サム・ウォルトンの狩猟犬の名前だった「ロイ」を使った「オル・ロイ:オールド・ロイの意」の缶詰は、ペディグリーなどに比べると2割ほど廉価で、しかも本物ぽい肉が沢山入っていたので買っていた。これが少し前から品不足になり、最近復活したが、同じ量の缶詰で売価が25%ほど上がった。それでもナショナル・ブランドより安いので買ってみたところ、以前の様に肉の塊でなく、挽肉状に代わっていた。我が家の犬(女の子でローラ)は喜んで食べているが、ちょっとガッカリした。ただ缶を良くみると挽肉夕食と書いてあるので、売価を抑えるための企業努力だろうと納得している。もう一つ、我が家でいつもコスコで買っているクロワッサンが、12個入りで$4.99だったのが最近$5.99に上がった。20%の値上げだが、ちょっとだけ感心したのは、クロワッサンが少し大きくなっている。食べてて感じるので多分大きくしたのだと思う。値上げの影響を少しでも和らげようという配慮かも知れない。宣伝しているわけではないので確かではないが、コスコらしい感じもする。

Walmart Ol’Roy Dog Food