7月 13, 2022 Uncategorized 0

クローガーは、昨年末からテストされてきたグローサリー配達の定額プログラムである「ブースト」を全米に拡大すると発表した。このプログラムは、年間$59か$99の会員費を支払うことで、一回$35以上の購入のグローサリー配達を無制限に受ける事ができる。また、同社が顧客に提供しているガソリンの値引きポイントが倍に増やされ、同社の人気の高いマーリーズ・チーズ、ヴィタコスト、ホーム・シェフ、シンプル・トゥルースとプライベート・セレクションなどの商品が特別価格で提供される。クローガーは、ブーストの会員は、配達費とガソリンの値引きによって、世帯あたり年間$1,000の節約になると推定している。クローガーは、最近ウィスコンシン州プレザント・プレイリーのスタマー・フルフィルメント・センター(CFC)が稼働始めたと発表しており、ウィスコンシン州、イリノイ州北部、インディアナ州北西部などの顧客世帯への配達機能が強化されている。その他、配達基地となるデリバリー・フルフィルメント・センターも建設されている。

米国労働省労働統計局が発表した、6月の都会地域の消費者物価指数は、季節調整後1.0%増加した5月からさらに1.3%上昇し、過去12ヵ月では9.1%(季節調整前)の上昇率となった。食品とエネルギーを除くと0.7%上昇(過去12ヵ月では5.9%上昇)した。食品は+1.0%(+10.1%)うち外食は+0.9%(+7.7%)、家庭での食費は+1.0%(+12.2%)、エネルギーは+7.5%(+41.6%)、うちガソリンは+10.4%(+60.6%)、燃料油は-1.2%(+98.5%)、電気代は+1.7%(+13.7%)、天然ガスは+8.2%(+38.4%)、新車+0.7%(+11.4%)、中古車は+1.6%(+7.1%)、アパレルは+0.8%(+5.2%)、医療品は+0.4%(+3.2%)、エネルギー関連以外のサービスは+0.7%(+5.5%)、住居費は+0.6%(+5.6%)、運輸サービスは+2.1%(+8.8%)、医療サービスは+0.7%(+4.8%)だった。

エネルギー関連の物価上昇が顕著で、過去12ヵ月の物価上昇率は、1981年12月以来で最大となった。エネルギー関連以外で、過去12ヵ月に2桁台で上昇したのは、食品と新車となる。住宅価格上昇はほぼ停まったが、賃貸家賃は逆に上昇している。連邦準備制度が誘導する金利目標は今月も引き上げられる様子である。