7月 24, 2022 ESG ディスカウント・ストア 流通業 0

ウォルマートは、2022年度のESGに関する進捗状況のレポート発表した。CCOVID-19、インフレーション、社会不安から気候変動まで、世界は多くの挑戦にさらされ不確定な状況だが、ウォルマートは、これらの挑戦に積極的に取り組んでいる。先ず、誰が一番大切かというと顧客が常に最初に挙げられる。ウォルマートは、アメリカの家屋の90%が半径10マイルにあり、毎日低価格戦略によって、食品や生活必需品を提供している。これらの店舗や配送センターでは、2006年以降70億ポンドの食品を、「フィード・アメリカ」フードバンクに寄付している。COVI-19関連では、5,100ヵ所の店舗でワクチン接種を行い、うち80%は医療施設が不足している地域で行われた。社会的な公義を満たすためには、複雑な組織改革する必要があるが、経済的な流動性、人種問題、人道的問題などを、サプライ・チェーンを含んで長期的な改善を目指しており、少しずつだが進捗がみられる。気候変動に関しては、2005年から取り組んでおり、2017年に「プロジェクト・ギガトン」を発足した。これは2030年までに10億トンの二酸化炭素排出を削減する目標で、現在までに5億7,400万トンの削減を達成している。経済的な機会拡大では、2017年からインド、メキシコ、中アメリカの小規模な農場の73万の農民(うち40%は女性)を支援してきた。ウォルマートでは、ESGレポートを作成するにあたり、投資家の決断に有効な、明確な内容のレポート作成に注力しており、重要な17項目に分けてブリーフを発行している。ESGに関して、ステークホルダー資本主義、包括資本主義、価値共有など、最近名前だけが一人歩きしているが、ウォルマートでは長期的な成長を目指し、顧客、社員、サプライヤー、投資家、公的なパートナー、地域社会、そして地球のために努力することが使命だと考えている。

Small Farmers supported by Walmart

ウクライナ戦争、インフレーション、景気の先行き不安など多くの問題がある難しい時期にこそ、ESGに対する取り組みがその後の成長のためにさらに重要になる。少なくとも大手小売業を含む、大手企業が真剣に取り組んでいる事実は、希望をもたらしている。