7月 28, 2022 オンライン・リーテイラー コンビニエンス・ストア スーパーマーケット 流通業 0

Amazonは、6月30日で終わった2022年度第2四半期の業績を発表した。商品売上は2.5%減少して566億ドル、サービス売上は12.1%増加して647億ドル、総売上は7.2%増加して1,212億ドル、営業利益は56.9%減少して33億ドル、純損失が20億ドル(前年度は78億ドルの利益)1株あたりでは$0.20の損失(前年度は$0.76の利益)だった。部門別では北米の売上が10.2%増加して744億ドル、営業損失は627億ドル(前年度は31億ドルの利益)、国際の売上は10.4%減少して271億ドル、営業損失は18億ドル(前年度は4億ドルの利益)、AWSの売上は33.3%増加して197億ドル、営業利益は36.36%増加して57億ドルだった。前年度比売上の増減は、北米が+10%、国際が-12%、AWSが+33%、全体では+7%だった。売上の占有率は、北米が62%、国際が22%、AWSが16%となる。オンライン・ストアの売上は4%減少して509億ドル、フィジカル・ストアの売上は12%増加して47億ドル、第三者セラーの売上は9%増加して274億ドル、サブスクリプション売上は10%増加して87億ドル、宣伝サービスは18%増加して88億ドル、その他(ライセンス、シッピング・サービス、クレジット・カード)が135%増加して11億ドルだった。一方、コストや経費も35%から49%増加しており、人件費、サプライ・チェーン費用などの増加を反映している。また、国内以外はドル高の影響も受けている。成長部門は、フィジカル・ストア、第3者セラー、AWS、サブスクリプション、宣伝サービス、その他サービスとなる。

CEOのアンディ・ジャシーは、「燃料、エネルギー、運輸コスなどで圧迫を受けているが、前期述べたようにフルフィルメント・センターを中心に生産性改善が進んでいる。売上でもプライム会員に恩典を増やすことで成長した。」と述べている。

第3四半期は、総売上で1,250億ドルから1,300億ドル(前年比+13%から+17%)、営業利益で0から35億ドルの黒字(前年度は49億ドルの営業利益)を予測している。

Amazon 2022 2Q Presentation Slide

この結果は、第1四半期の業績発表時の予測の上限で、経営努力が実っているとみられ、株価も10%以上急上昇している。第3四半期の予測を見ると、プライム・デイの売上も好調だった様である。添付の表は、過去12ヵ月の売上推移だが、まだ10%ほど成長しており、為替の影響を除くと11%の成長となる。このところ、小売業で株価を下げているところが多いが、多少明るいニュースである。

経済分析局の発表によるとアメリカの2022年第2四半期の実質国内総生産(GDP)は推定値で、年率0.9%減少した。第1四半期は-1.6%だった。GDP減少の主な要因は、民間の在庫投資、連邦及び地方政府支出、住宅以外の設備投資などの減少で、輸出の及び個人消費の増加が相殺要因だった。輸入は増加しこれはGDP引き下げ要因となる。民間の在庫投資の減少は、小売業で顕著で、自動車のディーラーでも減った。

GDPの減少が2四半期続くと景気後退と言われているが、最終判断は、民間の全米経済研究所(National Bureau of Economic Research)の委員会が行い、発表は後日になる。通常発表された時点では、既に景気後退に入っている場合が多い。いずれにしても、今年後半の経済動向が注目される。