Amazonは、家庭での掃除を簡素化し、消費者が時間を有効に楽しめるようにする、革新的な商品開発となるルンバ(Roomba)を製造販売しているアイロボット(iRobot)を、同社の株式あたり$61、負債を含み総額17億ドルで買収、合併すると発表した。
アイロボットは、1990年マサチューセッツ工科大学のロボティックの エンジニアだったコーリン・アングルとパートナーによって創業され、宇宙探検、古代遺跡の発掘から海底油田の調査、米軍の偵察など広い分野で商品開発を行なっており、一般消費者に対しては、掃除ロボットであるルンバを2002年に発売しヒット商品となった。2005年には株式を上場し、これまで4000万のロボットを世界中で販売している。2022年第2四半期の業績を今日発表しており、売上は前年比30.1%減少して2億5,540万ドル、営業損失は639万ドル、1株あたりの損失は$1.80だった。
Amazonは、防犯カメラ及び呼び鈴などを開発しているリング(Ring)も2012年に買収しており、現在では、Aiアレクサで管理できる、家庭で重要な防犯器具となっている。ルンバもパンデミック中に急増した需要が、下がってはきているが、長期的には将来性があるだろう。昨年には、家の中の小間使いロボットであるアストロも、招待者だけに限定発売しており話題となっている。オンライン販売だけでなく、優れた商品を開発することで、家の中でのAmazonの存在感をさらに高める効果を考えていると思われる。
労働省労働統計局は、2022年7月の就労者数が52.8万人増加、失業率は6月の3.6%から多少下がり3.5%だったと発表した。失業者総数も570万人に減少し、パンデミック前2020年2月の状態に戻っている。労働参加率は62.1%、人口比では60.6%でほとんど変わらなかったが、2020年2月は、それぞれ63.4%/61.2%だった。就労希望を持っているが働いていない人達の数は590万人で、2020年2月と比較するとまだ90万人多い。潜在失業者変わらず150万人、彼らは労働市場から離れており、過去1年間に仕事を探した事があるが、至近の4週間に求職していない為、失業者として数えられていない。また、非就労者で、パンデミックによって仕事が出来ないため求職していない人達の数は54.8万人で、彼らは求職していないため、失業者に数えられていない。
就労者数は全体に増えており、労働市場の活発さを反映している。景気後退の兆しはまだ見えておらず、連邦準備制度による、インフレ抑制のための金利引き上げ誘導はさらに進む様である。